4 6月

「よい羊飼いがいない羊の群れ」

人はどんなことに悩み心をいためるのか。各々いろいろあるだろう。
私の仲間から教えられて、私が「今」一番心を痛めるのは孤独に耐え切れず集団となり、「外の人=内の人」を外ものあつかいをして、人間存在を傷つける行為や言葉を投げつける人達が一般社会からうまれてきたことである。そのこと自体が日本と海外、そして、自分の家族や子供達などを含む自分自身を痛め付けることになり、将来のないあぶない方向に走りはじめていることにはやく気づいてほしい。平和と正義の祈りは絶えることがない。3月11日東北大震災は、津波被害ですべての生活基盤を奪い去られた人達から何を学び教訓としているのか。
今こそ、すべてを失い孤独の中にある存在と共にしっかりと大地に心の根を張り巡らして支え合い、助け合い、日々の目の前に準備された取り組みを積み上げていこう。
それが自分自身と関係者、そして日本の将来を考えることになると信じる「私が私」として存在する。一部の日本の国の指導者と一部の拝外的行為に走る人達が「羊飼いがいない羊」(マタイ9:36)になって、心が打ちひしがれている。その現実に深く憐れまれる方がいる。私達はよい羊飼いと恵まれた出会いをしたことに気づき、感謝し、「がんばれ日本」から「あぶない日本」にならないように日々の取り組みを大切にしていこう。焦らず、コツコツと。